[2001.07.10]
  安値のココロ


 ▼ハードディスクメーカーの苦難は続く(CNET Japan)
  http://japan.cnet.com/News/2001/Item/010707-1.html


 とことんの安値は,底なく続いていく。でもこれには,ただの消費量の増加,生産ラインの安定化によるものでない流れがある。ちょっとだけ危険な気持ちもするこの流れ,メーカーは乗り切っていけるだろうか?

 ハードディスクメーカーは,熾烈な競争と記憶容量の増加,パソコンの低価格化によって,利幅がわずかとなっている。家電市場へも拡張しているが,成長はそれほど大きくない。だが今後,ウインドウズXPの発売や,ハードディスク搭載ゲーム機の登場で,市場が牽引されると予想される。

 この傾向は,メモリにも云えるし,CPUにも云える。我が世の春を楽しんでいたAMDは,出荷量は上向きながらもインテルとの価格競争から大幅な業績悪化を発した(ZDIIの記事)。メモリについては,もうだいぶん前からこれ以上さがったら儲けなんかないと店員が嘆きながらも,さらにどんどこ下がり続けている。まぁ多少は下げ止まりが感じられるが(Impress AKIBA PC Hotline!の記事),それでも十分な下げ。

 ユーザーにとってはどれも嬉しいことだし,1MBを買うことができた価格で,100MBを買えるようになることは,確実な技術の進歩の証だ。だが,この微妙な感覚はなんだろう? パソコン自体の価格も下がり,なんとか薄利多売の流れになればと思っても,行き渡るところには行き渡ってしまった感じもする。なんか,どん詰まりになっているような。メーカーさんは,大変ですなぁ。


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